問1 地上気象観測
気象業務支援センター
ポイント解説
(a) 雲の種類によらず雲量が全天の8割で
あれば、「晴れ」です。9割以上で
「曇」となります。答えは×です。
(b) 全雲量が9割以上となる場合、下層の
雲量が多い場合は「曇」、上層の雲量が
多い場合は「薄雲」となります。今回の
問題では下層の雲量が6割と多いため
「曇」となります。答えは×です。
(c) 視界内での降雨があっても、観測点で
雨が降っていない場合は「曇」となり
ます。答えは×です。
(d) 全天に雲がない場合は「快晴」です。
また地面に積もった雪が吹き上げられて
いる場合は「雪」ではなく「地吹雪」に
なります。答えは×です。
よって解答は⑤です!
問2 アメダスでの観測
気象業務支援センター
ポイント解説
(a) アメダスの場合も電動ファンを使用
しています。答えは×です。
(b) アメダスの降水観測は1mmではなく
0.5mm単位で行っています。
答えは×です。
(c) アメダスでも平均風速と瞬間風速の
観測は行っています。答えは×です。
よって解答は⑤です!
問3 ラジオゾンデでの気象観測
気象業務支援センター
ポイント解説
(a) 高層気象観測の時刻は世界各地で毎日2回、
世界時の00時と12時(日本標準時では09時
と21時)に行われています。日本では、
図に示す16か所の観測点と南極の昭和基地
で観測を行っています。答えは×です。
気象庁HP
(b) 気象庁ではGPSゾンデを使用し毎日2回、
風向・風速・気圧・気温・湿度の高層
観測を行っています。答えは〇です。
(c) 高層観測は(a)の図の16か所の観測点で
行っています。全国の気象台は約60か所
以上ありますので全てではありません。
答えは×です。
(d) ラジオゾンデは地上から30kmの成層圏
まで上昇し、それ以上では破裂して計測が
できません。答えは×です。
気象庁HP:気球を用いた高層大気の観測について
気象庁HP:気球を用いた高層大気の観測について
よって解答は④です!
問4 客観解析
気象業務支援センター
ポイント解説
(a) 観測データは品質管理の工程を経てデータ
同化されるため、観測値そのものを使用し
ているわけではありません。答えは×です。
(b) 問題文の通りです。台風ボーカスを利用
して客観解析を行っています。
答えは〇です。
気象庁HP:令和5年度数値予報解説資料集
(c) 人為的なミス、観測装置の故障による基準と
超える場合は客観解析には用いられません。
答えは〇です。
気象庁HP:令和5年度数値予報解説資料集
よって解答は③です!
問5 アンサンブル予報
気象業務支援センター
ポイント解説
(a) アンサンブル予報は少しずつ異なる初期値
を多数用意して多数の予想を行います。
答えは〇です。
(b) アンサンブル予報は数値予報であり、系統
誤差を除去することはできません。系統誤差
の除去はガイダンスで行われます。
答えは×です。
(c) スプレッドが大きい場合には信頼度は低い
ことを表しています。答えは×です。
(d) 例えば年間通してほとんど雨の降らない
地域に対して降水確率0%と予想すれば
適中率は上がり、ブライアスコアも0に
近く非常によい値を示しますが、半々く
らいの割合の地域に降水確率0%と出し
続けてもブライアスコアはよい値を示し
ません。この差が気象学的出現率の差と
呼ばれるもので、ブライアスコアは出現率
の異なる現象に対する確率予報の精度の
比較には適さないといえます。
答えは〇です。
よって解答は③です!
問6 天気予報ガイダンス
気象業務支援センター
ポイント解説
(a) 降水域はランダム誤差になりますので、
ガイダンスにより誤差を減らすことは
できません。答えは〇です。
(b) 風向・風速についてはどちらもモデル
地形と、実際の地形との系統的な誤差
が影響しますので風向の予測誤差も低減
することができます。答えは×です。
(c) 発雷ガイダンスは発雷が多いか少ないか
を予想するのではなく、発雷の確率を
予測するガイダンスになります。
答えは×です。
よって解答は③です!
問7 解析雨量
気象業務支援センター
ポイント解説
(a) 解析雨量は気象レーダーと雨量計の長所を
活かしたものです。答えは〇です。
(b) 海上では陸上に比べて観測点が少ないため、
誤差は陸上より大きくなります
答えは〇です。
(c) 土壌雨量指数や表面雨量指数は警報や注意報
などの指標となるもので解析雨量の値を入力
データとしています。答えは×です。
(d) 解析雨量は30分毎、速報版解析雨量は10分毎
に作成され、問題文の通り前者の方が精度は
高いです。答えは〇です。
よって解答は②です!
問8 台風の気象衛星画像
気象業務支援センター
ポイント解説
(a) 軸対称性が崩れ、温帯低気圧へと変化する
可能性があります。引き続き大雨の警戒は
必要です。答えは〇です。
(b) 台風が日本に上陸すると海からの水蒸気の
供給は減少しますので、一般的に勢力は
弱まります。答えは〇です。
(c) 台風の軸対称が崩れるのは台風の北上に
より北からの寒気が台風に向かい流れ込み、
温帯低気圧化が進むことにより暖気核が失
われるためです。傾度風のバランスが崩れ
るわけではありません。答えは×です。
(d) 一日ごとの台風の予報は3時間ごとに発表
されます。答えは×です。
台風情報の種類と表現方法 | 気象庁
よって解答は②です!
問9 ポーラロウ
気象業務支援センター
ポイント解説
(a) 問題文の通りです。答えは〇です。
(b) 地上天気図では前線を伴わないメソス
ケールの低気圧のとして解析されます。
答えは〇です。
(c) 規模は小さいですが、大雪、強風、
大雨、雷などに注意は必要です。
答えは〇です。
(d) 台風同様に暖気核が中心にあります。
答えは〇です。
よって解答は⑤です!
問10 温帯低気圧
気象業務支援センター
ポイント解説
(a) 温帯低気圧後に中心気圧が低くなる
ことはあります。答えは×です。
(b) 問題文の通りです。答えは〇です。
(c) 発達期には東側の雲域で北縁が寒気
側に膨らみ(バルジ)ます。
答えは〇です。

●低気圧一生の模式図
上段は地上低気圧線と上層の等高度線、ジェット気流、前線の模式図、下段は雲域と上層の等高度線、前線の模式図で、実線は地上等圧線、点線は上層の等高度線、緑矢印はジェット気流、二重線は上層の気圧の谷を示す。
(d) 上の図のように低気圧中心とトラフの
傾きはライフサイクルが進むにつれ
徐々に直立するようになります。
答えは〇です。
よって解答は①です!
問11 気象衛星画像
気象業務支援センター
ポイント解説
(a) トランスバースラインは縦縞模様が
特徴です。答えはEです。
(b) 強風軸は水蒸気画像で暗域が見られます。
これは中上層が乾燥しているということ
に対応しており、それが西側に見られる
のはBとなります。答えはBです。
(c) 台風から温帯低気圧に変化していると
渦状の雲域が見られるようになります。
答えはAです。
(d) 陸上に積乱雲があり、海上に暗域を伴う
ものを探します。赤外画像で陸上で白く
団塊状になっているものが有力です。
答えはDです。
よって解答は⑤です!
問12 集中豪雨
気象業務支援センター
ポイント解説
(a) 集中豪雨のスケールは数10kmとなり
ます。答えは×です。
(b) 大気下層では下層ジェットが現れる
ことが多いです。1つには活発な対流に
より上空の強い気流がおりてきたもの
と考えられていますがあまりわかって
いないところもあります。
答えは〇です。
(c) 絶対不安定であれば、対流が起こりま
すので長時間維持はされません。
答えは×です。
(d) 集中豪雨は次々積乱雲が発生して雨を
降らせるバックビルディング型の線状
降水帯で起こります。答えは×です。
よって解答は④です!
問13 表面雨量指数
気象業務支援センター
ポイント解説
(a) 表面雨量指数は大雨警報・注意報の発表
基準に用いられています。
答えは〇です。
(b) 表面雨量指数の絶対値のみでは浸水害の
危険が高いとはいえません。
答えは〇です。
(c) アスファルトでは地中への浸透が少なく
雨がたまりにくく降った雨が急速に河川
に流れ込むという特性があるため、表面
雨量指数が高くなります。
答えは×です。
よって解答は②です!
問14 ME及びRMSE
気象業務支援センター
ポイント解説
(a) まず夏日のみを抜き出します。夏日は
25℃以上の日を指していて、25℃以上
30℃未満の日ではないので注意しま
しょう。ちなみに30℃以上は真夏日、
35℃以上は猛暑日です。夏日は3日から
8日までの6日間ですね。
次に平均誤差を求めます。平均誤差は
(モデル-実況)/日数となります。
実況-モデルとすると間違えますので、
ここも注意が必要です。この計算式で
計算すると平均誤差は-0.5℃となります。
マイナスとなっているので予測値より
低いことがわかります。答えは〇です。
(b) 2乗平均平方根誤差はXが√23/10でYが
√19/10となりますので、Yのほうが
0に近いため精度がよいことになり
ます。答えは〇です。
(c) 真夏日のみの2乗平均平方根誤差はXが
√8/5でYが√13/5になるのでXのほう
が精度がよいことになります。
答えは〇です。
よって解答は①です!
問15 500hPa高度と平年差
気象業務支援センター
ポイント解説
(a) 北日本ではオホーツク海高気圧の影響で
冷たい北東風が流れこんできます。
そのため気温は低くなります。
答えは×です。

(b) オホーツク海高気圧が発生しているとき
は、北・東日本では日照時間も少なく
なる傾向です。答えは×です。
(c) 太平洋高気圧が九州以南を広く覆っており、
沖縄・奄美でも日照時間が多く気温が高く
なりやすい気圧配置となっています。
答えは〇です。
よって解答は④です!
これで、第54回専門試験は終わりです。お疲れさまでしたー!