皆さんこんにちは!気象予報士のyoshi.です。
気象予報士試験の問題用紙に必ずはさまっているトレーシングペーパー。
今まで使ったこともなく馴染みのない方も多いのではないでしょうか。
私はこの試験を受験する前、というか今までの生活でトレーシングペーパーなぞ使ったこともありませんでしたので、これが何なのか、そもそもどうやって使うものなのか全くわかりませんでした。
きっと、トレーシングペーパーを使う試験も気象予報士試験くらいですよね。
使い方については試験勉強の中で試行錯誤しながら、習得することができましたので、今回は試験を受験される方のためこのトレーシングペーパーの使い方についてご紹介していきます。
トレーシングペーパーの使い方
トレーシングペーパーは半透明の紙で、対象物に重ね合わせ書き写したあと、それを別の紙に転記することで、対象物と同じものを書くことができるという文具です。
実際の天気図をもとに使い方をご紹介していきます。
複写
今回はこの天気図を別の紙に書き写していきましょう。
赤枠の高気圧中心とその周りの緯度経度の位置を転記しますね。

まず、対象となる紙の上にトレーシングペーパーを重ね、写し取りたい箇所に印をつけます。
こんな感じです。

書き写すときに紙がずれたりすることもありますので、しっかり押さえて書き写すようにしましょう。
気象予報士試験では時間の異なる低気圧の中心やトラフの位置を書き写して進行方向や距離、速度計算する際にトレーシングペーパーを使用します。
また前線などを記載し解答用紙に書き写すときなどにも便利ですね。
複写すること自体はそんなに難しくはありませんので、なれるとすぐできるはずです。
転記
難しいのは転記です。
トレーシングペーパーに書いた図を、別の紙や、解答用紙に転記して初めて完成となります。
でもどうやって転記するんでしょうか。
これがわからない方もおられるはずです。
まず別の紙や解答用紙に、トレーシングペーパーを動かないように重ねます。
転記するためには転記する側の紙にトレーシングペーパーと同じ形状の印がないと完成しませんよね。
なので、転記される側の紙に跡をつける作業を行います。
それには2パターンしかなく、トレーシングペーパーの上から書いた図に沿って、強くなぞって筆跡を残すか、突き刺して跡をつけるかです。
個人の好みで、好きな方を選択していただければよいのですが、私が断然おすすめするのは後者の突き刺すです。
なぞって転記する場合、転記される側に筆跡が簡単に写せればよいのですが、紙が厚いとなかなか筆跡は残りにくいですし、肝心なところが写されない場合があります。
また実際にやってみるとわかりますが、時間がかかるところも私としては、デメリットになっています。
さて、突き刺す場合に登場するのが、コンパスかディバイダーといったもので先端がとがったものになります。
もし、お持ちでない方は準備しておいてくださいね。
これを先ほどのトレーシングペーパーの上から突き刺します。
このような感じです。
写真では白い紙にトレーシングペーパーを重ねて、印をつけていっていますが、解答用紙でも同様の作業になります。

ところで、解答用紙に突き刺していいの?と思われる方もおられるかもしれませんね。
でも、問題ありません。
解答に正しい図が記載されており、それを読み取ることができれば正解とみなされますので。
実際に私はそれで合格していますし、あからさまに解答用紙がぐちゃぐちゃにならない限りは大丈夫です。
さて、トレーシングペーパーを外すと、このようになりました。
突き刺した点が確認できますね。

あとはこの点を結べば完成です。

これで最初に書き写した線と高気圧中心を転記することができました。
気象予報士試験では緯度経度を求める問題もよく出題されます。
これもトレーシングペーパーを使い問題を解いていくのですが、トレーシングペーパーを使って簡単に解答を導ける方法もご紹介していますので興味ある方は確認してみてください。
【5分で読める!】緯度・経度の簡単な求め方は?気象予報士がわかりやすく解説!
まとめ
気象予報士試験でのトレーシングペーパーの使い方についてご紹介してきました。
試験ではmm単位の誤差が間違った解答につながってきますので、素早く正確に書き写して転記するという力が求められます。
これは頭で考えてもなかなか身につくものではありませんので、いかに繰り返し、練習していくかがポイントになります。
トレーシングペーパーは文房具店や以下リンクからでも、手ごろな価格で購入可能です。
なんども書き写して自分の力になるよう習得していきましょう。