皆さんこんにちは!気象予報士のyoshi.です。
実技試験では必ずと言っていいほど出題される緯度・経度の問題ですが、皆さんはどのように問題を解かれているでしょうか。
今回はできるだけ、簡単にそして正確に緯度・経度を導く方法をご紹介します。
実際の試験でも活用できると思うので、ぜひ確認してみてください。
緯度・経度の求め方のコツ
緯度・経度問題とは?
気象予報士試験では緯度・経度を求める問題がよく出てきます。
例えばこれ、皆さん×での緯度・経度は何だと思いますか?

模範解答は北緯44°、東経136°(137°)でした。
わかった方はおめでとうございます。
わからなかった方でも、近いところまでは考えられているのではないでしょうか。
でもドンピシャであてるのって難しいですよね。
緯度・経度は時間をかければわかるけど、結構間違えやすい問題が出題されます。
そして、実技試験は時間がないのですが、このような基礎問題はさっと解きたいし、正解しておきたいのですが、緯度・経度って曲線も含まれるし、ムズイって。。って思っている方もおられるのではないでしょうか。
その悩みを解決していきますね。
緯度・経度を簡単かつ正確に求める方法
私もこの問題は苦手で目分量や定規をつかったり、コンパスを使ったり、良い方法がないかと模索していました。
でもどれも時間がかかるんですよね。。
どうせ解くなら正解もしたいし。。
と、考えてたときに、誰でも簡単かつ短時間でほぼ正確に緯度・経度を出せる方法を発見したんですね。
それを皆さんにも伝授します。
それがこれです。↓
ドン!!

はい、なんじゃこれ!?って思われた方、ありがとうございます。
多分だれでもそう思います(笑)
気象予報士試験ではトレーシングペーパーが問題用紙の中にありますよね。
それにまずこの三角形を記載してみてください。
正三角形でも二等辺三角形でも大丈夫です。
例えば上の三角形のように、1辺5cmの正三角形で1cm毎に印をいれて頂点から線をひくだけです。
はい、ここまでできましたでしょうか?
これで何がわかるかというと、そう、対象の点に合わせて三角形の端を合わせると2°刻みの位置がわかるんですね。
どういうことか、先ほどの問題で考えてみましょう。
先ほどの図に三角形を合わせてみると・・・こうなります。
まず経度から・・

青の線は緯線と大体平行に引いて(面倒な方はひかなくても大丈夫です。)その端と端が先ほどの三角形の端と端に来るように合わせます。
どうでしょうか?
三角形の6本直線があるうちの左から4本目と5本目の間に×の中心がきてますね。(どちらかといえば4本目よりですかね。)
で、三角形は2°刻みで直線がひかれているんでしたよね。つまり、左から4本目と5本目の間ということは136°と138°の間に×があることがわかります。(136°よりですね。)
なので答えは北緯136°(137°)
次に緯度を見てみると・・こうなります。

経度と同様に考えると、北緯44°もしくは45°
(模範解答には記載なかったですが、45°でも正解の範囲内ではと考えます)
あと、秋田付近の緯度経度が交差している箇所は東経140°、北緯40°なので覚えておくと便利ですよ。
どうでしょう。
意外と簡単に求めることができたのではないでしょうか。
まとめ
緯度経度の求め方について紹介してきました。
慣れると、とても簡単にできるので、緯度・経度問題、苦手な方はぜひやってみてはいかがでしょうか。
きっと、今までよりは少しは正確になるかと思いますよ。
トレーシングペーパーの使い方についてはこちらにも掲載していますので、使い方に自信のない方は確認してみてくださいね。