皆さんこんにちは!気象予報士のyoshi.です。
気象予報士試験を受験された方、お疲れさまでした。
手ごたえがあった人もいれば、そうでない方もおられることでしょう。
でも勉強して、試験をやり切ったことにも意味はあるんです。
まずは自分をほめてあげてくださいね。
さて、合格発表までは試験日から約40日ありますよね。この期間が意外と長いんです。
終わった直後は何もする気にならないと思いますが、魔の40日間でのおすすめ行動パターンをいくつかご紹介しますので参考にしてみてください。
おすすめ行動パターン
解答復元
まず、試験が終わったら自己採点をする準備のため、できるだけ早く、自分の解答を復元するようにしましょう。
学科の試験であれば、マークシートなので、自分が解答した番号はすぐに思い出せるかもしれませんが、実技は記述式でさらに実技1.2とあるため、自分がどのように解答したかを思い出すのはとても苦労します。
特に時間がたてば、ほとんど忘れてしまいますので、実技を受験された方はなるべく早いうちに解答復元をすることをおすすめします。
忘れてしまったところはこんな感じで書いたなという程度でも構いません。
自分の解答を書き出してみることが大切になってきます。
自己採点
試験終了後、気象業務支援センターから10日程度で模範解答が掲示されるはずです。
試験後すぐに速報をだすサイトなどもありますが、正確なのは気象業務センターの資料ですので、かならず、その模範解答で自己採点してみてください。
それまでは、自分の解答復元資料は捨てないように注意してくださいね。
次に、自己採点のやり方について説明します。
まず学科についてはそのまま解答をチェックして点数化すればよいで簡単です。
難しいのは実技ですね。
記号や穴埋めの問題については採点しやすいはずですので、模範解答に従って〇×をつけていきましょう。
そして、記述式の問題については、模範解答と自分の解答を見比べながら、必要なキーワードが入っているか確認してみてください。
このキーワードですが、例えば、問題文に「低気圧中心の西と東の風向・風速の違いの特徴を述べよ」と記載あれば、風向・風速の違いが自分の解答にあるかをまず確認しましょう。
次に模範解答に「西側では西の風で最大40ノットで・・・」と記載あり、自分の解答では「西側では南西の風で30ノットで・・・」と記載していた場合、風向は×で風速は〇か△になります。
風向や風速の記載がなければ×です。
風向については模範解答に西と限定して記載ありますので、問題の図からも西としか読み取れないと考えられるため、南西は間違いになります。
もし「西より」と記載あれば南西でも〇もしくは△となる可能性はあります。
また風速について問題文の中で「最大値を」とう文言があれば×になってしまいますが、風速としか記載がなく、問題の図から30ノットも読み取れる場合は、間違っているとは言えないため、〇もしくは△になると考えます。
このように問題文に沿って解答できているかを確認して、そのキーワードの数に応じて点数化していくようにすれば、大きな点数誤差なく採点ができるはずです。
最後に作図ですが、まず模範解答の作図の形を確認してみましょう。
問題に「寒冷前線、温暖前線を記載し・・」とあればその前線の記載があるかをまず確認ください。
そして次に形です。
明らかに形や位置が間違っている場合は×として自己採点してみてください。
形はあっているけど、前線の位置が若干ずれているという場合は解釈誤差の可能性もあります。
自分の解答の位置に前線が記載できる理由が明確であれば一旦△として採点してよいと考えます。
記述の問題も同じですが、△か×かで迷う場合は厳しい側で採点するのがおすすめです。
甘い点数をつけてしまうと、合格と勘違いしてしまう場合もありますので。
このように考えていくと実技試験でも自己採点は可能になります。
ただ、正確な自己採点をするためには、正確な解答復元が必要です。
私は残念ながら、自分の解答を忘れ解答復元がうまくできなかったため、正確に自己採点をすることができませんでした。
皆さんはそうならないよう、記憶がよいうちに採点してみてくださいね。

自己採点結果を俯瞰する
自己採点をしてみると、自分の点数がある程度わかります。
学科が11点以上であれば、合格ですので、自己採点でその点以上ある方は安心してもよいのではないでしょうか。
おしくも、9点や10点の方でも合格ラインが下がる場合もありますので、まだ可能性はあります。
実技については自己採点で合格ラインである平均70点以上あるかたは、ほぼ合格だと考えます。
近年では問題が難化傾向にあり、合格ラインも下がる傾向にありますので、自己採点で65点付近の方もまだ望みはあります。
合格ラインが下がることや追加で部分点があることを信じて神様に祈り続けましょう。
私も自己採点で、平均65点付近にあったので、40日間なにも手につかない日々を過ごしていました。
そういうときに限って、なぜかよく物が落ちたり、試験に落ちる夢を見るんですよね。
なにも関係はないのですが、それを目にしたりすると、ダメかもしれないという気持ちが増してブルーになります。
でも、その体験は合否と全く関係ないので、気にせず毎日を過ごすようにしましょうね。
学科も実技も自己採点結果が合格ラインから大幅に下回っている場合には、残念ながら不合格の可能性が高いです。
スパっとあきらめることも大切になってきます。

次の試験の対策を考える
次の試験に気持ちを切り替えられる方は、そのタイミングで次は何を受験するかを考えていくようにしましょう。
40日と結構な期間がありますので、その期間中に気持ちを整理し勉強を進めることができるか、そうでないかで差はでてきます。
もし少しでも手が付けれるのであれば、参考書をよんで、覚えたことを忘れないようにするだけでも、発表後の勉強がスムーズです。
ただボーダーライン付近で、発表まで次の試験のことを考えられない方は、合格発表までは何もしないと割り切ってやるのもよいと考えます。
勉強を開始したところで、何も手につかないでしょうしね。
私は後者でしたので、結果がでてから次のことを考えようと割り切っていました。
ただ、これで落ちていたら学科の復活が見えていましたので、全くなにもしないわけではなく、落ちた時のことを考えて、学科の過去問は定期的に見返したりはしていました。
自分にあったやり方を見つけていくことも大事になろうかと考えます。
まとめ
合格発表までの過ごし方について紹介してきました。
発表までは不安な日々を過ごす方の方が多いはずですので、この期間にしっかり勉強ができる方は少ないはずです。
ただ、逆に言えばこの期間に勉強を進めることができれば人より一歩、二歩先に出るチャンスかとも考えられます。
どちらの道を選択するかは、あなた次第です。
発表後からの勉強方法については、こちらにも掲載していますので是非参考にしてみてください。