
【5分で読める!】千里の道も一歩から。天気や気象がより面白くなる厳選本8選のご紹介!
問1 中層大気の気温
気象業務支援センター
ポイント解説
(a)
高度10~20kmは対流圏界面から成層圏下部にあたり、赤道付近で最も気温が低くなります。
対流圏界面の高度が高いことが影響していますね。
答えは正です。
(b)
高度20~50km付近では高度があがるほど気温は高くなりますが、オゾンの数密度が最大となるのは25km付近です。
【5分で読める!】地球の大気とは?大気の成分と構造を図解でわかりやすく解説!
答えは誤です。
(c)
高度70~90kmの中間圏では1月の北極付近で比較的高く、南極付近では低温となります。
主に、子午面循環による断熱冷却がこの高度での低温を引き起こしています。
答えは正です。
(d)
1月は北極が低気圧となり西風が卓越します。
対流圏の偏西風により励起されるされるプラネタリー派は西風のときに成層圏へ伝播できることが特徴です。
成層圏へ伝播すると同心円ではなく、形が崩れることになります。
答えは誤です。
よって解答は①です!
問2 対流圏と成層圏
気象業務支援センター
ポイント解説
(a)
7月は北半球が夏、南半球が冬です。
成層圏の気温は、オゾンによる紫外線吸収で加熱されるため、日射の多い夏半球のほうが高温になります。
答えは南極よりも北極です。
(b)
中緯度の成層圏では、7月は北半球(夏半球)が上空ほど東風が強くなり、南半球(冬半球)が上空ほど西風が強くなります。
7月は北極上空に高気圧が形成され、時計回りの循環つまり、東風が卓越することになります。
答えは東風に変わりです。
(c)
(b)より南半球(冬半球)では西風が強くなります。
答えは西風のままです。
よって解答は④です!
問3 気温減率
気象業務支援センター
ポイント解説
(a)
条件付き不安定の状態にある地上から高度1.5kmまでの大気において高度500mで20℃である場合の1.5kmでの気温の範囲を求めます。
図にするとこうなります。

条件付き不安定というのは状態曲線が乾燥断熱線と湿潤断熱線の間にある状況。
【5分で読める!】大気の安定度とは何か?仕組みと考え方を図解で気象予報士がわかりやすく解説!
0.5kmですでに飽和している場合、湿潤断熱線に沿って上昇しますし、乾燥している場合は乾燥断熱線にそって上昇します。
もし0.5kmで乾燥していて、途中で飽和する場合でも1.5kmではこの範囲に入りますね。
条件付き不安定の範囲は「≦」ではなく、「<」を使用することに注意すると、1.5km地点では気温は10℃<T<15℃の範囲になることになります。
答えは10℃<T<15℃です。
(b)
持ち上げ凝結高度が1kmとすると、空気塊がかってに上昇を始める自由対流高度はそれよりも上空になります。
今500mの空気塊を0.5℃降下するまで持ち上げると、その高度は乾燥断熱線の沿って考えると550m地点。
持ち上げ凝結高度よりも明らかに低い高度。
つまり、空気塊は下降することになります。
答えは下降を始めるです。
尚、今回の問3では(a)での出題側のミスで答えに該当するものがないため、どの選択肢も正解となります。
よって解答は全員正解です!
問4 大気中の温度や水蒸気圧
気象業務支援センター
ポイント解説
(a)
空気塊が凝結しながら断熱上昇すると、凝結熱の放出で空気が温められるため、温位は増加します。
一方で、相当温位は保存されますね。
答えは×です。
(b)
飽和した空気塊の断熱減率(湿潤断熱減率)は、一般に上空ほど大きくなります。
上空ほど気温が低く、水蒸気量が少なくなり、凝結による潜熱放出が小さくなるからです。
答えは×です。
(c)
飽和水蒸気圧は温度だけで決まり、気圧には依存しません。
答えは×です。
(d)
乾燥空気塊の断熱下降では、温度の変化率は乾燥断熱減率で与えられ、気圧によらずほぼ一定です。
答えは〇です。
よって解答は⑤です!
問5 凝結核と氷晶核
気象業務支援センター
ポイント解説
(a)
氷晶核として働く粒子数は、凝結核よりはるかに少ないです。
答えは×です。
(b)
凝結核として働くエーロゾル粒子数は、一般に海洋上より大陸上の方が多いです。
大陸上のほうが土壌粒子や燃焼粒子・人為起源粒子が多いためです。
答えは×です。
(c)
水溶性エーロゾルは凝結核として働きやすく、飽和水蒸気圧が小さくなり相対湿度100%未満でも水滴として存在できる場合があります。
答えは〇です。
(d)
0℃を少し下回っただけでは過冷却水滴として存在することが多いため、ほとんどの場合凍結し始めるとする問題文は間違いとなります。
答えは×です。
よって解答は⑤です!
問6 緯度による日射量の違い
気象業務支援センター
ポイント解説
(a)
太陽の赤道面となす角 δ は赤緯のことです。
赤緯は春分と秋分は0°となります。
答えは〇です。
(b)
北緯6.5°と北緯36.5°の冬至の高角度を求めます。
まず北緯6.5°から。
高角度α=90°-6.5°-23.5°=60°
次に北緯36.5°。
高角度α=90°-36.5°-23.5°=30°
地表面が受ける日射は太陽高度に比例してsinαで与えられます。
このようなイメージです。

北緯6.5°ではsin60°=0.87、北緯36.5°では、sin30°=0.5
つまり比はB1/B2=0.87/0.5=1.74となり74%増しです。
43.5%ではないですね。
答えは×です。
(c)
低緯度と高緯度で受け取る日射量が違うため、地球上に温度差が生じ、それがハドレー循環などの大気大循環の原因になります。
答えは〇です。
よって解答は②です!
問7 鉛直方向の風速
気象業務支援センター
ポイント解説
(a)
鉛直風向の風速の絶対値を求めてみましょう。
まず直方体の大気の領域に入ってくる風量(A)を計算します。
A=0.5km×1km×10m/s=5km2・m/sですね。
次に側面から出ていく風量(B)について。
B=0.5km×2km×2m/s+0.5km×1km×4m/s+0.5km×2km×2m/s=6km2・m/s
つまり側面から出ていく風量(B)の方が1km2・m/s多いことがわかります。
AとBが同じになるには上面から入ってくる風量が1km2・m/sとなる必要がありますね。
1km2・m/s=1km×2km×上面の風速。
上面の風速=0.5m/s
よって解答は②です!
問8 物理量の次元
気象業務支援センター
ポイント解説
物理量の次元についてです。
質量をM、長さをL、時間をTとして表してみましょう。
まず気圧から。
気圧は単位面積m2あたりにかかる力ですよね。
力はMa、単位面積はm2。
Mは重量、aは加速度でm/s2で表すことができます。
つまり問題文の記号で置き換えると、
気圧=力/単位面積=(M・L/T2)/L2=M・L-1・T-2となります。
次にコリオリパラメータ。
コリオリパラメータは惑星渦度とも呼ばれ物体に働くコリオリ力の水平成分の係数です。
数式で表すとf=2ΩsinΦ。
Ωは惑星の自転角速度、緯度がΦです。
角速度は1秒間に進む確度のことでΩ=Θ/Tで表せます。
つまり、このコリオリパラメータの式で問題文の記号に関係あるのは時間のTのみ。
f=2ΩsinΦ=(2×Θ×sinΦ)×M0・L0・T-1です。
よって解答は④です!
問9 年降水量と年蒸発量
気象業務支援センター
ポイント解説
(a)
緯度帯 A は 中緯度の40〜60°N付近です。
ここで降水が多い主因は、温帯低気圧や前線活動であり、台風などの熱帯低気圧ではありません。
答えは×です。
(b)
緯度帯 B は 20〜30°N付近の亜熱帯に対応し、ハドレー循環の下降流域。
ここでは下降流で雲ができにくく、地上では亜熱帯高圧帯が見られます。
答えは〇です。
(c)
緯度帯 C は 赤道付近の降水極大で、ここは 熱帯収束帯に対応します。
南北両半球からの貿易風が収束し、強い上昇流が生じ、積乱雲が発生しやすい場所。
答えは〇です。
(d)
緯度帯 D は図を見ると 20〜30°S付近で P−E<0の帯です。
蒸発量の方が降水量よりも多い。
蒸発した水蒸気は主に赤道付近に運ばれ、熱帯収束帯の形成に寄与します。
答えは×です。
よって解答は③です!
問10 ダウンバースト
気象業務支援センター
ポイント解説
(a)
ダウンバーストは、発達した積乱雲に伴って発生する現象です。
成長期の積乱雲から発生することが多いは誤りです。
答えは×です。
(b)
積乱雲中でできた氷粒子が落下するとき、周囲の空気を引きずって下降流をつくる、氷粒子が融解すると周囲の空気が冷やされて密度が大きくなり、下降流がさらに強まります。
答えは〇です。
(c)
積乱雲の雲底下が乾燥していると、落下してきた雨滴が蒸発しやすくなります。
蒸発すると周囲の空気が冷やされ、空気が重くなって下降流が強まるため、むしろダウンバーストは発生しやすくなります。
答えは×です。
よって解答は④です!
問11 地球温暖化
気象業務支援センター
ポイント解説
(a)
最近約100年の地上気温の上昇傾向は、海上より陸上の方が大きく、北半球高緯度で大きいという特徴があります。
海は熱容量が大きく温まりにくいこと、北半球高緯度では雪氷の減少によるアルベド低下などが効くためです。
答えは〇です。
(b)
地球温暖化で増えた熱エネルギーの約9割 は海洋に蓄えられるとされています。
答えは〇です。
(c)
海面上昇の主な原因は海水温上昇による海水の熱膨張や陸上の氷河や氷床の融解によるものです。
答えは×です。
よって解答は②です!
問12 予報業務の許可
気象業務支援センター
ポイント解説
(a)
現象の予想の方法を変更する場合は、遅延なく報告書を気象庁長官に提出しなければなりません。
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答えは×です。
(b)
許可を受けた区域とは別の区域を対象にするのは、予報業務の範囲の変更に当たるため、改めて気象庁長官の認可が必要です。
答えは×です。
(c)
警報事項を受ける方法は、予報業務許可申請時に提出する書類の記載事項に含まれており、これに変更があれば報告書の提出が必要です。
答えは〇です。
(d)
予報業務の全部または一部を休止・廃止したときは、休止しようとする30日前までではなく、休止または廃止した日から30日以内に届け出ます。
答えは×です。
よって解答は⑤です!
問13 気象測器の検定
気象業務支援センター
ポイント解説
(a)
政府機関や地方公共団体の観測でも、研究または教育のための雨量観測は、問題のように必ず検定合格雨量計でなければならない、とはされていません。
答えは×です。
(b)
外部発表しない内部利用でも、予報業務のための観測に用いる気象機器として、雨量計は検定機関が行う検定に合格したものでなければなりません。
答えは〇です。
(c)
気象測器の検定の有効期間は、測器の種類にかかわらず一律5年ではありません。
答えは×です。
(d)
検定申請の手続きを製造者がしなければならないという規定はありません。
答えは×です。
よって解答は②です!
問14 気象予報士
気象業務支援センター
ポイント解説
(a)
気象予報士の登録申請は試験合格後、随時行うものと案内されており、合格日から2年以内に登録を受けなければならないという定めではありません。
答えは×です。
(b)
氏名又は住所に変更があった場合は、遅滞なく気象庁長官へ届け出る必要があります。
答えは〇です。
(c)
気象予報士が死亡した場合、相続人は遅滞なくその旨を気象庁長官に届け出なければなりません。
答えは〇です。
よって解答は④です!
問15 災害対策基本法
気象業務支援センター
ポイント解説
(a)
防災基本計画は、中央防災会議が毎年検討を加え、必要があると認めるときは修正することとされています。
答えは〇です。
(b)
災害が発生し、または発生のおそれがある場合で、防災の推進のため必要があると認めるときは、都道府県知事は都道府県災害対策本部を設置でき、その長は都道府県知事となります。
答えは〇です。
(c)
市町村について法律は、計画を作成し、法令に基づきこれを実施する責務を有するとされています。
実施するよう努めなければならないという努力義務ではありません。
答えは×です。
(d)
災害対策基本法は、国および地方公共団体に対し、ボランティアの自主性を尊重しつつ連携に努めるよう定めています。
答えは〇です。
よって解答は③です!
第57回気象予報士試験一般知識はこれで終わりです。
皆さん、お疲れさまでした!
最後までお読みいただきありがとうございます!
















