【過去問丸ごと解説!】第54回 気象予報士試験 一般知識 

第54回 気象予報士試験一般知識の問題と解説 一般試験
スポンサーリンク

【5分で読める!】千里の道も一歩から。天気や気象がより面白くなる厳選本8選のご紹介!

スポンサーリンク

問1 気温の鉛直分布

気象業務支援センター



ポイント解説
(a)
気層Aは熱圏ですね。説明も問題文の通りです。

答えは〇です

(b)
電離層は気層Aである熱圏の上方に位置します。

答えは×です。

(c)
オゾンの数密度の最大は25km付近となりますので、Cの成層圏界面付近ではないですね。

【5分で読める!】地球の大気とは?大気の成分と構造を図解でわかりやすく解説!

答えは×です。

(d)
気層Dである対流圏では放射対流平衡が起こっており、放射と対流が重要になっています。説明は問題文の通りです。

答えは〇です。


よって解答はです!

スポンサーリンク

問2 乾燥空気の分圧

気象業務支援センター



ポイント解説
乾燥空気の分圧を求める問題ですね。

問題文で気温、気圧、気体定数、密度などのワードがでてきているので状態方程式を使用して計算するんだなということはわかりますね。

またなにやら後半に水蒸気の・・・と記載してあるので、まず水蒸気の分圧を求めたあとで乾燥空気の分圧を出す流れかなということは問題文から推察することができます。

これを踏まえまず水蒸気の分圧を求めてみましょう。

状態方程式はP=ρRTですので、
P=26×0.5×0.001×461×300≒1798Jm-3=1798Pa≒18hPa ですね。(計算するときは単位をそろえて考えるとわかりやすいですよ。)

で、気圧が1008hPaなので水蒸気の分圧18hPaを引いてやると乾燥空気の分圧がでてきます。乾燥空気の分圧=1008-18=990hPa


よって解答はです!

スポンサーリンク

問3 空気塊の高度変化

気象業務支援センター




ポイント解説
(a)
高度Aと高度Bで温位は一定ですね。この間では飽和しておらず断熱変化をしているだけなので乾燥断熱線に沿って変化するのみです。

答えは〇です。

(b)
水蒸気の混合比は水蒸気の質量/乾燥空気の質量です。高度Bまで飽和していないので空気塊の質量の変化はありません。

答えは〇です。

(c)
相当温位は温度と水蒸気の潜熱の合計です。まず高度Aと高度Bの相当温位ですが、温位が一定で水蒸気の質量も変化しないので相当温位は一定です。
  
次に高度Bと高度Cです。図からBは持ち上げ凝結高度、Cは自由対流高度であることがわかります。この間は湿潤断熱線に沿って空気塊が上昇します。

湿潤断熱線に沿う空気塊の相当温位は変化しないので、高度Bも高度Cも相当温位は一定です。

答えは〇です。

(d)
Cは自由対流高度です。

これより上空では周囲の大気の温位より空気塊の温位のほうが高いので空気塊が上向きの力を受け勝手に上昇していきます。

答えは×です。


よって解答はです!

スポンサーリンク

問4 温度風

気象業務支援センター



ポイント解説
まずAでの温度風ベクトルを考えてみましょう。

850hPaの矢印の先端と500hPaの矢印の先端を結んだ線(矢印の向きは西から東に向かって・・ですね。)になります。

Bにおける平均気温の大きさはAの温度勾配の半分で向きは同じということなので、矢印は西から東に向かって目盛1つ分。

ということはBにおける500hPaでの風ベクトルは②になります。

  

よって解答はです!

スポンサーリンク

問5 霧

気象業務支援センター



ポイント解説
(a)
エーロゾルは霧の発生に影響を及ぼします。

答えは×です。

(b)
釧路沖で発生する海霧は移流霧のことですね。移流霧は海面水温より暖かい空気がオホーツク海から流れてきて発生する現象です。

答えは×です。

(c)
放射霧は説明文の通りです。

答えは〇です。

(d)
前線霧の説明は問題文の通りです。

答えは〇です。


よって解答はです!

スポンサーリンク

問6 太陽放射や地球放射

気象業務支援センター



ポイント解説
(a)
0.3㎛より短い紫外線は成層圏でほとんど吸収されます。

答えは〇です。

(b)
問題文の通りです。

答えは〇です。

(c)
大気の窓と呼ばれる領域(11㎛付近)で地球放射を吸収しません。ひまわりの赤外画像も、この領域の強度を観測しているんですね。

答えは×です。


よって解答はです!

スポンサーリンク

問7 ダウンバースト

気象業務支援センター




ポイント解説
下降流が水平流となったときの速度を求める問題です。計算をしてみましょう。

まず下降流の大きさは円の面積に風速をかけたものなので、500m×500m×π×20m/sです。

次に水平流の大きさですが、同様に考えると2000m×π×50m×〇m/sですね。この〇を求めることになります。

両者は=なので、500m×500m×π×20m/s=2000m×π×50m×〇m/sです。

〇=50になります。


よって解答はです!

スポンサーリンク

問8 温帯低気圧

気象業務支援センター



ポイント解説
(a)
温帯低気圧の発達終了段階で上空に切離低気圧が見られることが多いです。

答えは〇です。

(b)
南半球でも、北半球と同じく気流の流れは西から東なので、気圧の谷の軸は西から鉛直になります。

答えは×です。

(c)
問題文の通りで、寒冷低気圧があると高度が低くなります。

答えは〇です。


よって解答はです!

スポンサーリンク

問9 台風

気象業務支援センター



ポイント解説
(a)
これは問題文の通りです。

答えは〇です。

(b)
台風の中心付近は下層から中上層まで暖気核が存在します。

答えは〇です。

(c)
最大風速は地表2km~4kmで強くそれより上空では弱まります。

答えは×です。


よって解答はです!

スポンサーリンク

問10 成層圏

気象業務支援センター



ポイント解説
(a)
成層圏上部なので50km付近ですね

1月は南極付近が最も高く、北極で最も低くなります。

答えは〇です。

(b)
1月の北極域の成層圏には極渦(低気圧性循環)がみられ、それと相反するように高気圧がアリューシャン列島付近に見られます。

答えは〇です。

(c)
北半球、南半球とも対流圏ではジェット気流は西風が主なので、成層圏が西風のときに伝播します。

答えは〇です。

(d)
プラネタリー派の波長は1万km以上です。地球一周が4万kmなのでかなり長いですね。

答えは×です。


よって解答はです!

スポンサーリンク

問11 温室効果ガス

気象業務支援センター



ポイント解説
(a)
問題文の通りです。

答えは〇です。

(b)
人為起源の二酸化炭素は大気中に6割蓄積しています。(陸が1割、海が3割なので大気中が一番多いですね。)

答えは×です。

(c)
北半球の方が人口も多く二酸化炭素排出量が多いので濃度が濃いです。

答えは〇です。

(d)
夏は植物の光合成が盛んになるので、大気中の二酸化炭素濃度が減少します。

答えは〇です


よって解答はです!

スポンサーリンク

問12 気象庁長官の許可

気象業務支援センター



ポイント解説
(a)
熱中症の発表には予報業務の許可は不要です。

答えは×です。

(b)
天気予報をホームページで公開するときには予報業務の許可は必要です。

答えは×です。

(c)
自社だけの使用であれば、予報業務の許可は不要です。

答えは×です。

(d)
桜の開花予想には予報業務の許可は不要です。

答えは〇です。


よって解答はです!

スポンサーリンク

問13 予報業務の許可

気象業務支援センター



ポイント解説
(a)
予報業務が8時間以下の場合は2名以上の気象予報士を配置することになります。

答えは×です。

(b)
登録通知書を掲示する決まりはありません。

答えは×です。

(c)
1か月以内ではなく、2週間以内ですね。

答えは×です。

(d)
問題文の通りです。

答えは〇です。


よって解答はです!

スポンサーリンク

問14 気象業務法の罰則

気象業務支援センター



ポイント解説
(a)
これは懲役、罰金の罰則が適用されます。

答えは〇です。

(b)
教育のためであれば、検定は受ける必要はありません。

答えは×です。

(c)
観測のための立ち入りを拒むと罰金刑になります。

答えは〇です。


よって解答はです!

スポンサーリンク

問15 災害対策基本法

気象業務支援センター



ポイント解説
災害対策基本法第5条に以下が記載されています。

災害対策基本法において、市町村は、(a)基礎的な地方公共団体として、当該市町村の住民の命、身体及び財産を災害から保護するため、(b)地域防災計画を作成し、実施する責務を有しており、市町村長は、災害が発生し、または発生するおそれがある場合には、避難のための(c)立退きを居住者に勧告し、及び急を要すると認められるときは、避難のための(d)立退きを居住者に指示することができる。


よって解答はです!


終わったー。皆さん、お疲れさまでした!


第53回 気象予報士試験 一般知識

最後までお読みいただきありがとうございます!

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました