皆さんこんにちは!気象予報士のyoshi.です。
気象予報士試験の実技で、多くの受験生がつまずく理由は何でしょうか。
知識が足りないからでしょうか。
天気図が読めないからでしょうか。
記述力がないからでしょうか。
それとも、実技試験には特別なセンスが必要だからでしょうか。
もちろん、知識は必要ですし、天気図を読む力も必要。
記述の練習も必要です。
しかし、実技試験で本当に差がつくのは、そこだけではありません。
多くの受験生は、知識がまったくないわけではありません。
低気圧の発達も知っている。
前線も知っている。
相当温位も知っている。
上昇流も知っている。
状態曲線も見たことがある。
時系列図も読めないわけではない。
それなのに、初見問題になると手が止まる。
なぜか。
それは、知識を答案に変えるまでの「捨てて取る」判断の順番を持っていないからです。
実技試験では、問題ごとに出てくる気象現象が変わります。
低気圧、台風、前線、大雨、降雪、シアーライン、地形性降水、雷雨、寒気移流、暖湿空気の流入、状態曲線、レーダー、衛星画像、時系列図。
テーマだけを見ると、毎回違う問題に見えますよね。
でも、合格者は毎回ゼロから考えているわけではありません。
合格者は、問題を見た瞬間に、
これは何を問う問題か。
どの図を見ればよいか。
どの現象が主役か。
何を根拠にすればよいか。
何字ならどこまで書けばよいか。
どれを捨てるか。
を瞬時に判断しています。
つまり、合格者は解く前に、すでに解き方を決めているのです。
私は不合格を何度か経験しました。
気象予報士試験では、必ず初見問題や奇問がでてきます。
そのたびに何とか解いてやろうと、あれこれあがいたものです。
これまで人一倍勉強してきたから大丈夫。
これを解いたら周りの人に差を付けれるはず。
そんな思いが頭を駆け巡り、ひたすら問題と向き合っていました。
そして結果どうなったか。
その問題は結局解けず、時間だけが過ぎ、本当に解くべき問題に力を回せず終了。
これは後で思うととても悲しいですよね。
ただ、もし最初から「捨てて取る」解き方を知っていたら、状況は変わっていたかもしれません。
特に実技は時間との戦いです。
実際の試験での現場判断のスキルを磨くことがとても大切になってきます。
この記事では、私の経験も踏まえ、気象予報士実技試験で合格者が使っている思考法を、初見問題でも使える形に整理し詰め込みました。
これは、単なる過去問解説ではありません。
特定の問題の答えを覚えるための記事でもありません。
この記事で扱うのは、実際の実技試験であなたが迷わず解くための、秘策です。
過去問を何年分も解いているのに、初見問題で止まってしまう。
解説を読むと理解できるのに、自力では根拠を拾えない。
記述問題で何を書けば点になるのかわからない。
図が多すぎて、どこから見ればいいかわからない。
このような人は、知識を増やす前に、まずゴールまでの解く順番を身につける必要があります。
ここで、1つ料理をテーマにたとえてみましょう。
よい包丁もある。
よい鍋もある。
よい調味料もある。
よい具材もある。
でも完成したものはとてもまずい。
知識=道具はあるのに、最初にどの具材をどのように調理し、どのタイミングで熱を入れ、どの量の調味料を入れ完成させるかわかってないとおいしい料理はできませんよね。
実はこれと考え方は似ています。
実技試験はセンスではありません。
正しい順番で読み、正しい根拠を拾い、正しい形で書く試験です。
今後の試験で初見問題がでても共通で使え、差がつく「捨てて取る」速攻判断プロセス。
ぜひ習得して活用してみてください。
- この記事で得られるもの
- 実技試験で落ちる人は「図を見すぎて」迷う
- 合格者は問題文を読む段階で勝負を決めている
- 「捨てる」とは白紙にすることではない
- 1. 合格者の基本プロセス|実技はこの順番で解く
- 2. 実技試験で最重要の9つの解法パターン
- 3. 実例で見る「捨てて取る速攻判断プロセス」
- 答案例
- 4. 実技試験でそのまま使える解答テンプレート集
- 5. 合格者の速攻判断フローチャート
- 6. 設問タイプ別・答案例一覧
- 7. 速攻判断プロセスまとめ表
- 8. 記述答案チェックリスト
- 9. 75分で合格答案を作る時間配分
- 10. 実技試験でやってはいけない考え方
- 11.実際の試験で捨てる問題はこれ!
- 12. この記事のおすすめの使い方
- まとめ
この記事で得られるもの
この記事を読むことで、次のような力を身につけることを目指します。
あなたが得られるスキル
- 初見問題で最初に何を見るべきか判断できる
- 問題文から設問タイプを分類できる
- 図を全部見ずに、必要な資料から優先して読める
- 記述答案に入れるべき根拠を選べる
- 字数に合わせて答案を削れる
- 迷った問題を深追いせず、次へ進む判断ができる
- 過去問演習を「答え合わせ」で終わらせず、思考訓練に変えられる
この記事の価値は、知識の解説そのものではありません。
実技試験中に、
今どの図を見ればよいか。この問題は深追いするか。何を答案に残すか。どの問題で確実に点を取るか。
を判断するための思考順を、過去数十回の過去問をもとに、9つのパターンに整理した点にあります。
実技試験は、すべての問題を同じ重さで解く試験ではありません。
限られた75分の中で、あなたの持っている知識を解答用紙に最大限アウトプットするには、何を見るか、何を書くか、どこで切り上げるかを判断する力が必要です。
ここから先では、単にどの知識が必要かではなく、試験中にどの順番で判断し、どのように得点につなげるかまで具体的に解説しています。
過去問を解いても初見問題で手が止まる方。
解説を読めば理解できるのに、自力では根拠を拾えない方。
時間が足りず、最後まで解き切れない方。
ここから先の内容は、その悩みを解決するための実戦用マニュアルです。
9つの解法パターンを身につけることで、初見問題でも迷いを減らし、取るべき問題を確実に取りにいく力が養えます。
繰り返しになりますが、実技試験はセンスだけで決まる試験ではありません。
正しい順番で読み、正しい根拠を拾い、正しい形で答案にする試験です。
もしあなたが毎回の実技試験が不安で、時間も足りず足踏みしているなら。
もしあなたが沢山勉強して知識を付けたはずなのに合格できないとしたら。
もしあなたが試験後に後悔したくないなら。
きっとこのマニュアルが役に立つはずです。
気づいたら15,000文字以上の大作となっていました。
では早速、合格者が使っている「捨てて取る」速攻判断プロセスを具体的に解説していくことにしましょう。

