皆さんこんにちは!気象予報士のyoshi.です。
朝は肌寒いのに、昼間は意外と暖かい。
通勤時に「何を着ればちょうどいい?」と迷う日が増えるのが、11月の東京ですよね。
今月は秋から冬への移り変わり期。
平均気温はおよそ12〜14℃、晴れの日は過ごしやすい一方で、朝晩の冷え込みや北風が一気に強まります。
この記事では、2025年11月の東京の最新天気傾向と、その日の気温・天候にあう通勤・休日コーデの選び方を解説します。
「出社にも外出にも対応できる服装が知りたい」、「朝は寒いけど昼は暑い、そんな日にちょうどいい重ね着が知りたい」
そんなあなたに向けて、天気と服装のベストバランスをわかりやすくまとめました。
2025年11月・東京の天気と気温傾向
平均気温・最高/最低気温
2025年11月での平均気温・最高/最低気温のポイントは以下のとおりです。
- 東京都における11月の月平均最高気温は 上旬は約18℃、下旬になると約14℃で、最低平均気温は上旬は約10℃、下旬になると約6℃を予想。
- 気温の変動が大きく特に朝や夜は冷え込む日も多くなる見込みです。
- ビル風・地下鉄出口・駅前広場など冷たい空気が流れ込むところでは体感温度が想像以上に低くなることが考えられますので注意が必要です。
2025年11月は日中は少しひんやりしていて過ごしやすく、朝夜はかなり冷える可能性があり、寒さ対策は必須となりますね。
天気傾向・雲量・降水
2025年11月での天気傾向は以下のとおりです。
- 東京都では晴れの日が多くなりそうで雲が空を覆う割合も月を通じて減少する見込みです。
- 降水量は月初から月末にかけて徐々に減少傾向の予想です。
空気が乾き晴れの日は青空が広がり秋らしい澄んだ空気を感じる日も多くなり、逆に曇りがちな日は昼間でも冷え込みを強く感じやすくなるでしょう。
時間帯別・気象条件別の服装ポイント
会社員なら「朝の通勤」「日中の外回り」「夜の帰宅」など、時間帯をまたいで外出することが多いですよね。
男女ともに共通する11月コーデのポイントを以下に時間帯・天候別での服装戦略をまとめます。
①レイヤードをベースに考える
- 「脱げる」「重ねられる」「かさばらない」構成が基本。
- ベース(Tシャツや薄手インナー)+ミドル(シャツ・ニット)+アウターの3層構造が理想。
- 体温調整のしやすさで、“快適さ”と“清潔感”の両立ができる。
11月は放射冷却の影響で「朝6℃、昼18℃」という日もあるため重ね着の脱ぎ着バランスがそのまま快適度に直結します。
②防風素材&“すき間”を作らないデザインを意識
- アウターは「風を通さない素材(ナイロン・ウール混・ポリエステル)」を選ぶ。
- コートやブルゾンの裾・袖・首元のすき間を塞ぐと体感が数℃変わる。
- 風の強い日ほど「薄手ダウン」「ナイロンパーカー」など軽くて密閉性の高い服が◎。
特に駅前・高層ビル街・河川沿いなどでは風が集中して冷えるので、「見た目の厚さ」より「風を通さないか」で選ぶ」のがコツです。
③【素材選び】“保温”と“通気”のバランスが命
- 保温性と通気性を両立したウール混/綿ウール/フリース素材を。
- ポリエステルやナイロン素材は風を防げる反面、蒸れやすいのでインナーで調整。
- インナーは吸湿発熱素材+天然繊維のシャツやニットを組み合わせると快適です。
「暖かさ=厚さ」ではありません。東京の11月は湿度が40〜50%台まで下がり乾燥気味なので、
“乾きやすく、蒸れにくい素材”を意識すると、一日中快適に過ごせます。
男性向けコーデ例
まず、男性向けの11月東京コーデ例について紹介します。
シーン別にまとめていますので参考にしてみてくださいね。
| シーン / 天気 | コーデ例 | ポイント・注意点 |
|---|---|---|
| ☀️ 晴れの日(平均17℃前後) | ・薄手ニット+ジャケット+チノパン ・シャツ+カーディガン+トレンチコート | 朝晩と日中の寒暖差が大。トレンチやジャケットで脱ぎ着調整を。 |
| ☁️ 曇り・ひんやりの日(15℃前後) | ・ウールニット+チェスターコート+スラックス ・タートル+ブルゾン+デニム | 日差しがなく体感温度が低い。防風性のあるコートを。 |
| 🌧 雨の日(12〜14℃前後) | ・撥水トレンチ+防水レザースニーカー ・ナイロンジャケット+黒パンツ | 雨+北風で体感が冷える。替え靴下と長傘を常備。 |
| 🌬 風の強い日(体感10℃前後) | ・防風ブルゾン+タートル+暖パン ・中綿ベスト+シャツ+コート | 風を通さないアウターが鍵。首元・袖口のすき間を塞ぐ。 |
| ❄️ 寒気流入・冷え込み(最高12℃以下) | ・中綿コート+ニット+ウールパンツ ・ダウンベスト+シャツ+ジャケット | 朝晩5℃前後まで冷える。三首(首・手首・足首)を温める。 |
| 🏢 通勤(出社・外回り) | ・ジャケット+薄手ニット+ウールスラックス ・トレンチコート+レザーシューズ | オフィス内は暖房が効くため、通気性インナーで調整。 |
| 🎡 休日(カジュアル) | ・ニット+Gジャン+コーデュロイパンツ ・スウェット+ナイロンアウター+スニーカー | カジュアルでも素材で季節感を。ボルドーやカーキをアクセントに。 |

女性向けコーデ例
次に女性向けの11東京コーデ例です。
| シーン / 天気 | コーデ例 | ポイント・注意点 |
|---|---|---|
| ☀️ 晴れの日(平均17℃前後) | ・長袖ブラウス+薄手ニット+フレアスカート ・ニット×ロングスカート+ストール | 昼間は暖かいが朝晩冷える。ストールで体温調節を。 |
| ☁️ 曇り・ひんやりの日(15℃前後) | ・ハイネックニット+ウールコート+ワイドパンツ ・シャツワンピ+ニット+コート | どんよりした日は体感が低め。コートは裏地付きが◎。 |
| 🌧 雨の日(12〜14℃前後) | ・撥水フード付きコート+ショートブーツ ・ミディ丈スカート+レインシューズ | 足元の冷え・濡れ対策に。撥水素材+替え靴下を。 |
| 🌬 風の強い日(体感10℃前後) | ・チェスターコート+ニットワンピ+タイツ ・ウールコート+マフラー+ブーツ | 首元と足元を温めて“風通しゼロ”コーデに。 |
| ❄️ 寒気流入・冷え込み(最高12℃以下) | ・厚手コート+タートル+スカート+ブーツ ・ニットセットアップ+タイツ | 本格的な冬の寒さの日はヒートテック+厚手タイツを。 |
| 🏢 通勤(オフィス・外出) | ・ブラウス+ニット+テーパードパンツ+ストール ・チェスターコート+ショートブーツ | 清潔感と防寒の両立。通勤時はマフラーを携帯。 |
| 🎡 休日(お出かけ・デート) | ・ニット+プリーツスカート+マフラー ・フードコート+デニム+ショートブーツ | 秋冬カラーを差し色に。軽いアウターで動きやすく。 |

天候リスク別の対策
11月の天候リスク別の対策を以下に記載します。
雨対策
🔹気象リスク
- 雨の前後は気温が急降下。
- 体感温度は実測値より2〜4℃低く、足元から冷える。
- 北風+冷雨で“コートを通して冷える”こともあります。
🔹服装対策
- 撥水加工のトレンチコート・ナイロンブルゾン・GORE-TEX系アウターを活用。
- 靴は防水レザー or 撥水スニーカー。替え靴下を鞄に常備。
- 下半身防寒:ロングコート+厚手パンツ or タイツが安心。
🔹通勤・体調ポイント
- 折りたたみ傘より軽量長傘のほうが濡れにくい。
- 濡れた足元・裾から冷えるので、帰社後に乾いた靴下に替えるのが体調維持のコツ。
- 雨の日は湿気で体が冷えにくくなるが、逆に筋肉がこわばりやすいため軽いストレッチを。
風対策
気象リスク
- 気温15℃でも体感は10℃以下になることあり。
- 駅前・高層ビル間ではビル風が強く、顔・首元・手先が冷える。
🔹服装対策
- 風を通さないアウター(ナイロン・ウール混・中綿)が必須。
- コートの下はタイトすぎず、空気の層で保温する着こなしを。
- 首元・袖口・裾の「すき間」を塞ぐだけで冷えが半減。
🔹通勤・体調ポイント
- 帽子・ストール・手袋で“末端”を守る。
- 強風の日は傘が壊れやすいので、撥水フード付きアウター+折りたたみ傘が実用的。
- マスク着用で口元の保湿・防寒にも効果あり。
冷え込み対策
気象リスク
- 北からの寒気で最低気温が5℃前後になることも。
- 晴れても風が冷たく、体感は真冬並み。
🔹服装対策
- 中綿コート/チェスターコート/厚手ダウンベストを選ぶ。
- インナーに発熱インナー+ニット or シャツ+セーターの三層構造。
- 女性は80〜110デニールのタイツ+ロングブーツが快適。
🔹通勤・体調ポイント
- 朝の出勤時は道路・階段の霜にも注意。
- 帰宅時の気温差で風邪を引きやすいので、首・足首・手首の“三首”保温を徹底。
- カバンに携帯カイロ・マフラー・予備靴下を常備。
まとめ
2025年11月の東京は、平均気温が12〜14℃前後、最高気温は16〜18℃、最低気温は6〜9℃。
朝晩の冷え込みが一気に進み、日中との寒暖差が10℃近くになることもあります。
天候は晴れの日が多く、空気は乾き気味です。
ただし時折、低気圧や寒気の影響で雨・強風・冷え込みも発生するため、「晴れて暖かい日」と「冬並みの寒い日」が交互にやってくるのがこの季節の特徴となります。
季節の変わり目に体調を崩さず、「天気×服装×快適さ」を意識したコーデで一歩先の秋冬支度を。
おしゃれも快適さも両立できる、東京の11月を楽しみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます!

