皆さんこんにちは!気象予報士のyoshi.です。
10月。秋の深まりを感じ始めるこの季節、東京では「昼は暖かく、朝晩は冷える」ような気温変化が増えてきます。
会社に通う20〜40代の皆さんにとって、「朝晩に寒くて風邪を引いた」「昼は暑くて厚着がつらい」という悩みも多いはず。
2025年10月の東京天気傾向と、それを踏まえた 会社員向け服装コーデの提案 をこの1本にまとめてみました。
服装どうしようと悩まれている方は、是非チェックしてみてくださいね。
2025年10月・東京の天気と気温傾向
平均気温・最高/最低気温
2025年10月での平均気温・最高/最低気温のポイントは以下のとおりです。
- 東京都における10月の月平均気温は 約20~23℃、最高気温は約28℃、最低気温は約14℃ あたりが予想されており寒暖差が大きくなる見込みです。
- 晴天日も多く、曇り・雨が混じる日も一定数。10月の降水日比率は、月初時点では比較的高めだが、月末に向けてやや減少する傾向があります。
- 2024年10月の実績を振り返ると、月の中〜後半にかけて “例年より暖かい傾向” が見られる傾向あり。
このようなデータから予測すると、2025年10月も比較的暖かめの秋になる可能性はあります。ただし、「昼は暑く、夜は冷える」寒暖差対策は必須でしょう。
天気傾向・雲量・降水
2025年10月での天気傾向は以下のとおりです。
- 東京都では10月、晴れや一部曇りの日が多くなる傾向があります。
- 雲が空を覆う割合は、月初~月末でやや減少する見込み。
- 降水の可能性も月初期にやや高めですが、月末になるにつれて降水日率が低くなる傾向との予想です。
ただし、秋雨前線や低気圧の通過で変わりやすい天気もあるため、晴れ予報でも傘は持っておきたい日も出てきます。折り畳み傘が活躍しそうですね。
時間帯別・気象条件別の服装ポイント
会社員なら「朝の通勤」「日中の外回り」「夜の帰宅」など、時間帯をまたいで着ることが多いです。以下、時間帯・天候別での服装戦略をまとめます。
男女ともに共通する10月コーデのポイントは以下です。
①レイヤード構成を基本に
インナー → ミドル(シャツ・カットソー・薄手ニット) → 羽織(カーディガン・軽アウター) → アウター(コート類)
この構成だと、寒暖差のある季節、昼は脱ぎ、朝晩は着る、という調整がしやすいです。
②素材選び
速乾性・通気性のある素材+保温性のある素材(ウール混・フリース)を組み合わせると快適性が高まります。
③色・トーンで季節感をだす
秋らしい落ち着いた色(キャメル・モスグリーン・テラコッタ・ベージュ・ブラウン・ネイビー等)をベースに、差し色を入れる。
④小物を活用
ストール・スカーフ・薄手手袋・帽子などをうまく使って、体感温度を調整。
男性向けコーデ例
まず、男性向けの10月東京コーデ例について紹介します。
シーンごとで分けていますので参考にしてみてくださいね。
シーン | コーデ例 | ポイント説明 |
---|---|---|
通勤・晴れ・昼暖かめ | 白シャツ+薄手ニット(クルーネックやVネック)+ネイビースラックス/テーパードパンツ、上に薄手のジャケット(ライトツイード素材など) | 脱ぎ着しやすく、きちんと感を損なわない。 |
通勤・朝晩冷える | インナーにカシミヤ混ロングTやヒートテック系を入れ、ミドルにシャツ+ニット、羽織にウール混ブレザーやチェスターコート | 温度調整重視。 |
休日・カジュアル(晴れ) | Tシャツ or ポロシャツ + カーディガン or シャツ羽織り + デニム・チノパン | リラックス感を出しつつ、秋らしい素材感を意識。 |
休日・曇雨 or 風あり | 長袖シャツ+スウェットや軽めパーカー+撥水ウィンドブレーカー/マウンテンパーカー | 雨・風対策を優先。色はネイビー・チャコールなど落ち着いた色を中心に。 |
アクセント例
- 腕時計やシンプルなブレスレット、小ぶりのマフラー
- 革靴は撥水処理、雨用インソールや替えのインソールを持つ
- バッグ(ビジネスバッグなど)は撥水素材・傘収納ポケット付きのものがいい


女性向けコーデ例
次に女性向けの10月東京コーデ例です。
シーン | コーデ例 | ポイント説明 |
---|---|---|
通勤・晴れ・暖かめ | ブラウス+薄手ニットやカーディガン+テーパードパンツ or タイトスカート | 動きやすさと上品さのバランスを意識。 |
通勤・朝晩冷える | インナーに薄手ヒート素材、ミドルにニットや薄手セーター、羽織にウール混のチェスターコートやトレンチコート | 足元にタイツ+ローファーやレイン仕様のパンプスを組み合わせるといい。 |
休日・カジュアル | ワンピース+ロングカーディガン/ジレ、またはブラウス+デニム/ガウチョ | 軽やかさを残しつつ、秋らしい素材感(コーデュロイ・スウェード調など)を効かせる。 |
休日・雨・曇り | 長袖トップス+薄手ニット+撥水ジャケット / レインコート、ストレッチ素材ボトム、足元レインブーツまたは撥水パンプス | 機能性を優先しつつ、女性らしいシルエットを崩さないように。 |
アクセント例
- スカーフやストール(軽く首元をカバーできるもの)
- 小ぶりのバッグ+内側防水仕様
- レインハット、折りたたみ傘(色・形に遊びを入れても◎)


天候リスク別の対策
10月の天候リスク別の対策を以下に記載します。
雨対策
- 撥水・防水性を備えた羽織(レインジャケット、撥水ストレッチコートなど) を一枚持っておくと安心。
- 折りたたみ傘や軽量傘 をバッグに常備。
- バッグ・靴には防滴カバーや撥水スプレーを使うと安心。

風対策
- 風が強い日は、軽いアウターがめくれやすくなるため、裾が調整できるタイプ や ベルトで止められる羽織 が便利。
- スカートよりパンツ、ストールよりスヌードのように固定できる巻物が使いやすい。
寒暖差対策
- インナー → シャツ/カットソー → カーディガンまたは薄手ニット → 軽アウター というように、4層構成で体温調整を行えるようにしておくと失敗しにくいです。
- 朝晩冷えそうな日は、 軽めのダウンベストや薄手ダウンを持ち歩く のも有効。
- 通勤中に日差しが強くなれば、羽織を脱げるようにするなど「持ち歩きの気軽さ」も重視。
まとめ
10月の東京は、日中の過ごしやすさとは裏腹に、朝晩の冷え込みや突然の雨・風など、気温差と気象変化が多い季節となりそうです。
特に会社員の方にとっては、「通勤服選びの失敗」が体調や仕事のパフォーマンスにも影響を与える可能性もあり注意が必要です。
この記事では、気象予報士の視点から天候データを調査し、性別問わず実用的でおしゃれな服装コーディネートを紹介しました。
- 男性は「機能性+きちんと感」
- 女性は「季節感+体温調整力」
- どちらも重ね着(レイヤード)をベースに、素材・色・デザインを工夫することで、10月らしい着こなしを楽しむことができます。
気温20℃前後、寒暖差5℃以上という状況下では、「迷ったら一枚羽織る」「脱げる構成を作る」のが鉄則です。
体調管理にも気をつけ10月をうまく乗り切りましょう。